ハンマ・ハンマ（バンダイ200円ガチャガチャ）

本ページの掲載品は、ZZガンダムに登場したネオ・ジオン軍のモビルスーツ「ハンマ・ハンマ」の、200円カプセルトイプラモデル版です。

同モビルスーツは、全体的なフォルムや腕部・脚部など、ユニークなデザインがされていますが、このガチャガチャ版はサイズは小さいながらも、それらの特徴がかなり上手く表現されているように感じます。

・・・と言いつつも私は正直なところ、ZZガンダムのテレビ放送はあまり見ていなかったので、同作品の中でこの機体がどのように描かれていたのかは、よく知りません。

ですがこのプラモデル自体は、全体的なボリューム感や体幹部の造形、特徴的な腕や脚など、何とも言えない高級感を感じさせるものなので、気に入っています。

このハンマ・ハンマはキュベレイの後継機として開発された、という設定だそうですが、確かにどことなく女性的な印象を受けるフォルムです。

また当ページの掲載品は、薄いグリーンの成形色が美しく、そこも個人的に気に入っている理由の一つです。

斜めから見ると特に、デザインのボリュームやダイナミックさが感じられます。

また、前後のどちらから見ても、特におかしな点が感じられないところも、この200円ガチャガチャ版の秀逸な点だと思います。
（※正確な設定は知りませんが・・・）

腕は一体成型のパーツですが、後ろ側に肉抜きはされておらず、またシールドにはしっかりネオ・ジオン軍マークが刻まれています。

ただしこのハンマ・ハンマは、（造形を優先しているためか？）関節の可動範囲はかなり狭くなっています。

例えば関節の構造的には、腕は一応は前後にスイングできる・・・はずですが、体幹部と肩ブロックの接触面の段差がうまく噛み合わさるために、腕の前後スイングはほとんどできません。
（横方向には大きく開きますが・・・）

同様の理由で、頭も僅かだけ、左右に向きを変えられるのみです。

また脚の付け根も、腰のスカートのため、あまり可動範囲は広くありません。

しかし、それら可動範囲の難点があっても、このハンマ・ハンマは（当時の購入価格で）200円でありながら、何とも言えない高級感を漂わせるプラモデルだと思います。