このガルバルディβは、地球連邦軍が一年戦争終結後に接収したジオン軍のモビルスーツを元に開発した、という設定とのこと。
そのためか下腿部は曲線的ですが、全体としてはかなり直線・平面が多いです。

(ガンダムMkUには無かった)ビームライフルがちゃんと付属しているのは、嬉しいところです。
またパッと見では判り難いですが、大腿パーツは内股側が大きく肉抜きされています。





子供時代はあまり魅力を感じていませんでしたが、今になって見ると、平面が多用された造形と全体的なバランスに、ある種の美しさを感じます。
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この200円ガチャガチャ版の稼動箇所は、腕の前後スイング・横方向への開き、脚の前後スイングと膝関節、そして頭の左右スイングと、シリーズの基本的な特徴に則るものです。
この手の製品では通常、関節の構造が頼りないものですが、本シリーズは全体的にしっかりしていて動かしやすく、特に腕は横に大きく上げることができます。

またこのガルバルディβでは、下腿部の内側に、版権やメーカーの刻印があるのがユニークです。
具体的には、左下腿部には「マルC創通・NS」、右下腿部には「BANDAI」の刻印がされています。
(シリーズの他の製品には、同様の刻印は見当たらない)

私が昔200円ガチャガチャを購入していたときは、このガルバルディβが(ハイザックやパート2の100式とともに)良く当たっていた記憶があります。
そのため正直、当時はガルバルディβには鬱陶しさを感じていた部分があります。(なんでガンダムMkUが出ないんだ、とか)
しかし今になって改めて見ると、小さいながらも非常にシャープでしっかりとした作りに、バランス良いフォルムと、200円ガチャガチャ版プラモデルの良い点が全て、はっきりと感じられる一品だと思います。
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