正面
斜め前後
8方向
可動箇所
他のザクと比較
左から順に、パート1のシャアザク・パート2の旧型ザク・パート3の量産ザク(当ページの掲載品)・パート4の高機動型ザクを並べてみました。
シャアザクと量産ザクについては、フォルムやパーツの造形が殆ど同じに見えますが、判りやすい違い(頭のツノや両手の穴)以外にも、少なくとも
・左肩シールドと肩ブロックの連結部分(シャアザクは四角柱、量産ザクは円柱)
・脚の動力パイプのモールド(シャアザクのほうが溝の数が多い)
といった点が異なっています。
ガンダムやゲルググ、ドムにもみられた、微妙な(しかし確かな)違いがザクにも存在していたのは、やはり興味深いです。
(当時は完全な使いまわしのほうが、逆に難しかったのだろうか?)
またこうして並べると、正面からでもそうですが、シリーズ中盤のリリースである高機動型ザク(一番右)には、造形・プロポーションともに格段に洗練されていることが感じられます。
もっとも、それ以外のシャアザク・旧ザク・量産ザクにも、独特の味があって良いですが。
蛇足
私は子供の頃コミックボンボンを読んで以来、(今で言うところの)高機動型ザクのことを「ザクU」と思い込んでいました。
そのため当ページの作成時に、ウィキペディアでザク関連を見て回ったところ、
・旧型ザクの呼称が「ザクI」、量産ザクは「ザクII」
との内容の記述を見た際には、かなり面食らいました。
しかしこの「ザクI」「ザクII」の呼称については、1981年9月発行の書籍「ガンダムセンチュリー」により確立したとのことで、とりあえずは、私の知識・情報不足による勘違いだったようです。

ただしチョコスナックの組み立て図では、高機動型ザクはただ「ザクII」とのみ記載されています。(右画像の左下)
これに関することとして、ウィキペディアの高機動型ザクの項には、高機動型ザクのプラモが出た当初は呼称の混乱も多かったとあり、チョコスナックのおまけも、その例外ではなかったのかもしれません。