正面
このゲルググは、私が子供時代に入手したものではなく、2014年にある方から頂いたものの中の一品です。
ただ、チョコスナック版のゲルググは3種類あって紛らわしく(後述)、組み立て説明書と見比べて確認するまで正直、この掲載品がシャアゲルググとは気付きませんでした。
斜め前後
8方向
可動箇所
脚パーツは、腰内部で左右が繋がっている逆Uの字型なので、脚は前後に動かず。
動くのは、頭と両腕のみです。
シャア専用機なので、左腕のシールドだけでなく、できれば右手にも何か武器が欲しかったところです。
シールドは覗き窓が開いていないものの、単なる長方形ではない覗き窓の形状や、下部左右表面の浅いスリットが、しっかり再現されています。
ただ、持ち手部分の(形状はともかくとして)位置が下過ぎるのでは、という疑問がありますが、この点は正面からの見た目を優先した辻褄合わせかもしれません。
他のモデルとの比較
森永チョコスナックのおまけでは、このシャアゲルググの他に、ノーマルゲルググが2種あります。
これらには(武器やツノを除いて)外見上の違いが殆ど無い、と思い込んでいましたが、実際に並べて眺めてみると、意外に結構な違いがありました。
まず正面から見ると、パート1のゲルググ(一番左)が、明らかに最も背が高いです。
また、胴体中央の円形ハッチのモールドも、パート1版とシャアゲルググでは明らかに大きさが違っています。
背中からだと、3者の身長の違いが、よりはっきりと見て取れます。
パート1版がやはり一番大きく、ついで当ページのシャアゲルググ(パート2版)、そしてパート4番(一番右)は、僅かですがシャアゲルググよりも小さいようです。
そして足裏を比べると、パート1版は他の2種より、明らかに前後に長いです。
その一方で、シャアゲルググとパート4版は、ほとんど同じサイズのようです。
パート4版のゲルググは、他2種とは脚パーツの構造が大きく異なります。(左右独立しており、各々が前後にスイング可能)
それにも関わらず、「逆Uの字型」パーツになっているシャアゲルググと同等の足サイズという点は、何とも面白いです。
また、脚が同じ「逆Uの字型」パーツであるはずのパート1版とシャアゲルググですが、腰内部での取り付け位置には、若干の違いが見受けられます。
具体的には、パート1版(写真の左側)のほうが、シャアゲルググよりも下(写真では手前側)に付いており、これが両者の身長差の最大の要因になっているようです。
パート1版とシャアゲルググについては、パーツ構成がほぼ同じなので、普通に考えるとパーツの使いまわしを行いそうですが、そうなっていないのはどのような理由・事情があったのか、興味を引かれるところです。