正面
チョコスナック版ガンダムマークUの大きさは、全高約57mm(※頭頂部まで)・肩幅約34mm。
バランス的には、ちょっと頭が大きい気もしますが、小さいおまけプラモデルとしては良い造形・プロポーションだと思います。
また額のアンテナも、意外にシャープです。
斜め前後
本ページの掲載品は、各関節がかなりプラプラの状態です。
子供時代にもそれほど動かした記憶は無いので、このプラプラ状態は製品の仕様である可能性もありますが、ともかく直立させるのに難儀しました。
写真で体幹部が前傾姿勢になっているのは、何とかバランスを取って立たせたためです。(うなだれた状態ではない)
8方向
先述の通り前傾姿勢にならざるを得なかったのは残念ですが、プラモデルの大きさを考えると、やはり造形が良くできていると感じます。
ちなみに肩〜腕は1つのパーツになっており、裏面が大きく肉抜きされています。
各種ポーズ
何とか歩きポーズをとらせてみました。
先述したとおりに各関節がプラプラであり、また太腿の前後の可動範囲が狭いため、ちょっと仰け反り気味になってしまいました。
それでも、この大きさのプラモデルで膝関節の可動を実現した点には、当時のメーカー・製作者の意欲的な試みが伺えます。
バンダイ200円ガチャガチャ版(右)と並べてみました。
大きさはチョコスナック版の方が勿論小さいですが、造形的には思ったほどは見劣りしていない印象です。
背面を比較。
チョコスナック版のバックパックはパーツ数が1つのみなので、流石に細部(ノズル等)の造形のシャープさは劣ります。
またよく見比べると、バックパックの形状の解釈にも、かなりの違いがあるようです。
蛇足
Zガンダムチョコスナックの販売当時(確か私が小学校高学年の頃、1980年代の中〜後期)は、私の関心がバンダイの200円ガチャガチャのほうに移っていたため、チョコスナックのほうは結局2つしか買わなかったと記憶しています。
その2つのうちの片方が、初期の主人公機だったガンダムマークUだったのは、運が良かったと言えるかもしれません。
素材や細部の造形・フォルムは、価格が倍以上の200円ガチャガチャ版には流石に劣るものの、初代のガンダムチョコスナックより格段に洗練されており、入手当時には(おおげさですが)「新しい時代の始まり」を感じていたものです。
20年以上が経過した今となっては、もう少し買って集めておけば良かったという気持ちも有りますが、当時の私の経済力では仕方がありませんでした。