正面
外見的にいまいち単調なチョコスナック版ゾックですが、モノアイ部分の凹凸が乏しいことが、のっぺりした感じの原因になっているように感じられます。
プロポーションなどに特に欠点があるとは思えないだけに、何か惜しいという気がします。
斜め前後
このゾックは前と後ろがほとんど同じなので、画像の撮影時に一瞬「どちらが前だっけ?」と迷うことがありました。
前後を見分けるポイントは、モノアイの有無と、腕の肉抜きの有無です。(肉抜きが見えるほうが後ろ)
8方向
例えばバンダイ製プラモデル等の画像と見比べると、このチョコスナック版ゾックの単調さは、脚が小さく、また脚を閉じた棒立ち気味になっているのも原因の一つでは、と思いました。
また、例えばモノアイレール部分を黒く塗ると、印象が違ってくるかもしれません。
このチョコスナック版ゾックでは、腕の後ろ側が大胆に肉抜きしてあり、図らずも外見上の大きな特徴になっています。
同じ写真が続いているように見えますが、同じではありません。
ゾックは設定上、モビルスーツとモビルアーマーの中間に位置する試作機であり、「移動砲台」の側面が強いそうですが、こうして見ると、変わったフォルムが多い水陸両用MSの中でも、特に異彩を放つ存在だと感じます。
やっと一周、元に戻りました。
あまり目立たないですが、実は前後のくちばしは別パーツになっています。(画像では、跡が汚いですが接着してあります)
可動箇所
このチョコスナック版ゾックは、可動箇所は腕の付け根部分での上下(回転)のみとなっていて、動きの面でも見所はあまりありません。
しかも本ページ掲載のものは、右腕付け根を胴体と接着して固定しているので、ますますポーズのとりようが無い状態です。
せめて肘に可動箇所があったら・・・とは思いますが、詮無いことです。
蛇足
水陸両用のモビルスーツは、特に小さいチョコスナック版の場合、関節の構造上、可動箇所がかなり制限されていることが多いです。
このゾックも脚部の可動箇所はありませんが、そもそも設定上で脚部が動かないとのことなので、その意味では特に問題は無いかもしれません。
ただ正直、このチョコスナック版は全体的にのっぺりとしており、今ひとつ物足りない印象を受けます。
子供のときに雑誌でバンダイ製1/144プラモデルの写真を見たときは、何となく高級感があって「ゾックはかっこいいなぁ」と思っていたものですが、それに比べると、(塗装をしていないせいもあるかもしれませんが)もう一つ何かが足りない気がします。
ちなみに本ページの掲載品の入手経路は、チョコスナックを買って当たったのではなく、確か子供時代に知り合いと交換して手に入れたもので、またその時点で既に右腕・くちばしが接着されていたと記憶しています。