掲載の経緯
2014年にある方から、チョコスナックのおまけを多数譲っていただく機会があり、それにはおまけプラモの他にも、当時のパッケージ(プラモが入っていた部分)と組み立て説明書が、多数含まれていました。
このページでは、そのパッケージを紹介するものです。
ちなみに組立説明書のほうでは、私が唯一保有していなかったパート1のものが入っており、それは一覧ページのほうに掲載させていただきました。
頂き物を当サイトに掲載するまで、約2年が経ってしまいましたが、この場で改めて、当時にご好意を頂いたU様へのお礼と感謝を申し上げます。(おかげさまで、当サイトの掲載内容がかなり充実しました)
イラストのみの箱
頂き物のおまけプラモは、いずれもパート1〜3の範囲だったので、箱のほうも同じくパート1〜3時のものと思われます。
その箱の種類は計4種でしたが、大きく2系統に分けられ、まず1つ目はプラモの写真が全く無い、イラストのみのものです。
正直なところ、今の管理人は、子供時代にこのパッケージを見た記憶が無く、そのためこのパッケージが(パート1〜3のうち)どのパートのときに用いられていたものか判りません。
ただ描かれているモビルスーツは、どれもパート1〜3にしっかり含まれているものであり、その点では矛盾はありません。
写真入りの箱
そしてもう一系統は、プラモの写真が用いられているものであり、これは私も子供のときに見た(そして実際に買った)覚えがあります。
・・・と言っても、写真はバンダイ製キットの作例とみられ、実際のおまけの作例ではないのが残念ではありますが。
それはともかく、掲載写真では水陸両用モビルスーツが抜擢されており、特にアッグシリーズとゾゴックが幅を利かせているのが、今から考えるとユニークです。
その辺りから、このパッケージのリリース・販売時期が推測できるかもしれませんが、そこまでする気力は無いので省略します。
もう一つ目が行く点は、「新しいモデルがふえて 全部で20種類」という箱側面の記述です。
このパッケージの使用時期が、仮にパート3のリリース時として、過去シリーズ(パート1・2)のモデルが同時に封入されていたとしても、パート1〜3のモデル数は8×3=24種類であり、4種類オーバーしています。
そうすると省かれたモデルが4種類あったことになりますが、(後のパートと被り気味な)パート1のライフル付きガンダム、シャアザク、バズーカ付きドム、ライフル付きゲルググがその対象だったのでは・・・というのは、管理人による根拠に乏しい推測です。
箱を組み立てる
・・・ということで折角なので、4種類の箱を元通りに組み立ててみました。
これは写真の撮影時に初めて行いましたが、この状態にして並べると図らずも、折り畳み状態では乏しかった子供時代の感覚が、鮮明に蘇ってきました。
箱を手に取ると、その感覚は更にくっきりし、箱を開けて「何が当ったか」を確認するまでのワクワク感や、乏しいお金の中で、自分なりにコレクションを目指していた頃の充実感も思い出されました。
子供時代よりも、管理人の手は格段に大きくなったはずなのに、この箱を持った感覚がこんなに強く記憶の奥底に残っていたとは、全く予想外であり、不覚にも涙が出そうにさえなりました。
当時の管理人にとって、この小さなパッケージは夢の詰まった「宝箱」であり、また恐らく、当時の他の多くの子供たちにとっても、それは同じだったのではないでしょうか。
最後に、おまけプラモと並べてサイズを比較してみました。
ここでは最初期のモデルであるパート1のガンダムと並べましたが、箱にちょうど上手く納まるサイズになっています。
これが意図したものか、それとも偶然なのかは判りませんが、もし組立後のモデルの保管用としても考慮されていたのであれば、何とも絶妙だと感嘆せざるを得ません。